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【初心者向け】Pythonでfincodeの決済APIを実行する実装例(決済URL作成編)

fincodeマーケティング担当です。 この記事では、fincodeのテスト環境を使って、たった数十行のPythonコードでカード決済を開始できる「決済URL作成API」の実装について説明します。 ※本記事の実装例は、非エンジニアが記述しているので、決済導入が初めてのエンジニアの方や、ビジネスサイドの方でも概要をイメージできる内容になっています。 本実装例で実現できること 本記事で紹介する「決済URL作成API」の実装を行うと、以下を実現できます。 fincodeが提供するリダイレクト型決済ページを発行し、その決済ページへのURLを出力 リダイレクト型決済ページから決済のテストを実行 リダイレクト型決済とは リダイレクト型決済は、fincodeが提供する決済画面を使用して購入者が決済を行う方法です。 ショップ自身で決済画面を構築することなく、fincodeの決済URLに購入者を誘導するだけで決済を行うことができます。 「オンライン決済接続方式比較ガイド」資料ダウンロード > コード全文:最小構成で動くPythonサンプル Python import os, requests, json API_KEY = os.getenv("FINCODE_TEST_SECRET_KEY") BASE_URL = "https://api.test.fincode.jp" ENDPOINT = "/v1/sessions" SUCCESS_URL = "http://localhost:8000/success" headers = { "Authorization": f"Bearer {API_KEY}", "Content-Type": "application/json" } data = { "success_url": SUCCESS_URL, "transaction": { "pay_type": ["Card"], "amount": "1500" }, "card": { "job_code": "CAPTURE", "tds_type": "2", "tds2_type": "2" } } try: resp = requests.post(f"{BASE_URL}{ENDPOINT}", headers=headers, json=data, timeout=20) resp.raise_for_status() print("OK:\n" + json.dumps(resp.json(), ensure_ascii=False, indent=2)) except requests.exceptions.HTTPError: try: print(json.dumps(resp.json(), ensure_ascii=False, indent=2)) except Exception: print(resp.text) コードの流れを分解して理解する ①認証キーの設定 Python API_KEY = os.getenv("FINCODE_TEST_SECRET_KEY") テスト用シークレットキーを環境変数(※1)から取得します。 fincodeのテスト用シークレットキーは「m_test_**********************」という形式です。 fincodeのテスト環境管理画面にログイン後、「API・Webhook」タブからAPIキーを確認できます。 テスト環境のアカウントを作成する > テスト環境管理画面にログインする > セキュリティ上、APIキーをコード内に直接書くことは推奨されません。 ②リクエストヘッダーとリクエストボディ Python headers = { "Authorization": f"Bearer {API_KEY}", "Content-Type": "application/json" } Authorizationヘッダーは "Bearer <キー>" の形式で送信します。 fincodeではBearer認証(※2)またはBasic認証が使用できます。本記事ではBearer認証で実装しています。 ヘッダーでは認証とJSON形式の指定を行い、ボディには以下の内容を指定します。 項目 内容 補足 success_url 決済完了後の戻り先 ローカル開発時はlocalhostでもOK pay_type 利用する決済手段 今回は「Card」のみ amount 決済金額 文字列で送信(例: "1500") job_code 売上確定方法 「CAPTURE」=即時売上、「AUTH」=仮売上 tds_type / tds2_type 3Dセキュア設定 「2」は3Dセキュア2.0対応 ※カード決済以外の決済手段を追加する方法はAPIリファレンスをご参照ください。 APIリファレンス > ③APIを実行 Python resp = requests.post(f"{BASE_URL}{ENDPOINT}", headers=headers, json=data, timeout=20) requests.post()で決済URL作成APIを呼び出します。 成功すると、以下のようなJSONレスポンスが返ってきます。 json { "id": "lk_**********************", "link_url": "https://secure.test.fincode.jp/v1/links/lk_**********************", } この link_url をブラウザで開くと、テスト用のリダイレクト型決済ページが表示されます。 ④エラー時の挙動 Python rexcept requests.exceptions.HTTPError: try: print(json.dumps(resp.json(), ensure_ascii=False, indent=2)) except Exception: print(resp.text) APIキーが誤っているなどの理由でエラーが発生した場合、APIが返したエラーメッセージを整形して表示します。 決済のテストを行う リダイレクト型決済ページにおいて、テストカードの番号を用いることで、カード決済のテストを行うことができます。 テストカードの番号はこちらからご確認いただけます。 カードの「有効期限、CVC、名前」は適当な内容で問題ないです。 (※1)プログラムが動く環境(パソコンやサーバー)にあらかじめ登録しておく設定情報のことです。APIキーなどの秘密情報をコードに書かず、安全に管理するために使われます。 (※2)APIキー(アクセストークン)をAPIリクエスト時に送ることで認証する方式です。認証に成功した場合のみリソースを参照・操作できます。 想定質問(FAQ) Q1. timeout は削除しても動きますか?→ 動作はしますが、サーバー応答が途絶えた際にプログラムが止まるリスクがあります。実運用では必須です。 Q2. CAPTURE と AUTH の違いは?→ CAPTUREは即時売上、AUTHは仮売上(後から確定)。 Q3. Bearerを付け忘れると?→ 認証エラー(401)が返ります。ヘッダーの形式 "Authorization": "Bearer <キー>" を必ず確認しましょう。 Q4. 本番環境では何を変える?→ BASE_URL を https://api.fincode.jp に変更し、本番用APIキーを設定します。 おわりに 本記事では、fincodeのテスト環境を使って、たった数十行のPythonコードでカード決済を開始できる「決済URL作成API」の実装について説明しました。 非エンジニアであるマーケティング担当者でも数十行の簡単なコードで実装ができたので、fincodeが開発しやすいことを実感しました。 運営会社 会社名 GMOイプシロン株式会社(英文表記:GMO Epsilon, Inc.) 設立年月日 2002年9月26日 所在地 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 ヒューマックス渋谷ビル7F 資本金 1億5百万円 事業内容 オンライン販売の決済代行、代金回収代行及びそれらに付帯する業務 主要株主 GMOペイメントゲートウェイ株式会社 (東証プライム上場:3769) グループ会社 GMOインターネットグループ 東証プライム上場企業のGMOペイメントゲートウェイの連結会社として、プライバシーマーク認証やPCI DSS、ISMS準拠のセキュリティ基準で安心してご利用いただける環境を提供しています。   事業規模によって決済手数料のご提案が可能です。 見積依頼 > fincodeサービス概要の資料ダウンロードはこちらから 資料請求 >

マーケティングチーム
【初心者向け】Pythonでfincodeの決済APIを実行する実装例(決済URL作成編)

企業間決済の利便性がさらに進化「M’s PayBridge」サービスレベルアップ~請求も支払いも、もっとスマートに。業務効率化と資金繰りをサポート~

2025年9月24日 株式会社みずほ銀行 GMOイプシロン株式会社 企業間決済の利便性がさらに進化「M's PayBridge」サービスレベルアップ ~請求も支払いも、もっとスマートに。業務効率化と資金繰りをサポート~ 株式会社みずほ銀行(頭取:加藤 勝彦、以下「みずほ銀行」)とGMOイプシロン株式会社(代表取締役社長:村上 知行、以下「GMOイプシロン」)は、企業間決済プラットフォーム「M's PayBridge」(※1)(※2)において、サービスレベルを大幅に向上させる機能強化を実施しました。これにより、企業間取引における決済・業務プロセスがさらにシームレスとなり、請求企業・支払企業双方にとって新たな価値と利便性を提供します。 「M's PayBridge」は、GMOイプシロンのオンライン決済インフラ「fincode byGMO」を活用し、請求・資金回収・支払業務を一元管理できるプラットフォームです。今回の「fincode byGMO」の開発によるサービスレベルアップにて、お客さまの多様化する決済ニーズや業務効率化のニーズに、より柔軟かつ的確に対応できる仕様に整えました。 1.「M's PayBridge」サービスレベルアップ(概要・イメージ図) 「支払側」の機能を新たに追加するとともに、「請求側」は、既存サービスに「ビジネスカード」と「口座振替」を新たに追加し、「請求管理機能」をレベルアップしました。 2.サービスレベルアップの具体的な内容 (1)請求企業(売上を回収する企業)向け ①ビジネスカード(売上連動型)機能の追加 資金ニーズが発生した際、「M’s PayBridge」上で入金予定の売上金額を基にビジネスカード(バーチャルカード)の利用を申し込むことで、その時点の売上金額を基とした利用枠が都度設定され、支払いに充当できる機能です。これにより、売上の入金前でも必要な資金を調達でき、企業の資金繰り改善に役立ちます。 ②口座振替機能の追加 請求データに基づき、期日に自動で取引先口座(他行口座も対応)から引き落とせる機能です。これにより、定期的な取引の決済が自動化され、取引先企業による支払い漏れや、請求企業側での手作業による消込ミスを防止できます。回収業務の自動化・省力化により、業務負担も大幅に軽減します。 ③請求管理機能の拡充 請求・決済情報を一元管理し、履歴やステータスをリアルタイムで可視化する機能です。これにより、支払い状況の確認や管理上のミスがなくなり、業務効率化と情報の取りこぼし防止に貢献します。 【請求企業:キャッシュフロー改善と業務効率化を実現する2つの新機能】(概要) (2)支払企業(お取引先企業)向け ①請求書カード払い機能の追加 振込指定された請求書の支払いをクレジットカード決済で行える機能です。これにより、振込手続きの手間が減少することに加え、支払い猶予の確保が可能となり、資金繰りの改善に寄与します。 ②支払管理機能の追加 請求情報を登録し、支払い状況をリアルタイムで照会できる機能です。これにより、支払業務の透明性・効率性が向上します。手続きの簡素化と資金運用の自由度拡大により、企業間取引の新たなスタンダードとなるプラットフォームへ進化します。 【支払企業:資金繰り改善と業務効率化を実現する2つの新機能】 この度の機能強化は、2025年4月に策定した「M's PayBridge」ロードマップに基づいた計画的アップデートであり、企業間決済に求められるスピード感と安定性の両立を前進させるうえで重要なマイルストーンです。 今後もみずほ銀行とGMOイプシロンは、企業間取引のさらなる利便性向上と業務効率化を目指し、「M's PayBridge」の機能拡充を続けていくとともに、多様化する企業のニーズに応え、お客さまの成長を支援し、社会全体の持続的な発展に努めていきます。 (※1)2024年12月6日付ニュースリリース 「企業間決済プラットフォームの構築・提供に関する業務提携契約について」 (※2)2025年4月24日付ニュースリリース 「企業間決済プラットフォーム「M's PayBridge」の取扱開始について」 【GMOイプシロン株式会社について】 スタートアップ、テック企業、SME領域の事業者に、オンライン決済サービス「fincode byGMO」「Epsilon byGMO」やビジネスの成長を支援するサービスを提供しています。 「fincode byGMO」はスタートアップ向けに設計されたオンライン決済インフラです。Eコマースに加え、プラットフォーム型やサブスクリプション型などさまざまなビジネスモデルに対応し、短期間での導入を実現します。2025年6月には、国内PSPとして初めて「MCP(Model Context Protocol)」に対応し、AIエージェントとの連携も可能にするなど、進化を続けています。「Epsilon byGMO」は、初期費用・トランザクション処理料(※3)無料で、多様な決済手段を一括導入できる決済代行サービスです。個別契約の手間を省き、EC事業者の販売機会拡大を支援します。 そして、売上連動型ビジネスカード「Cycle byGMO」、レンディングや送金サービスなどの金融関連サービスを通じて、事業者のキャッシュフロー改善と成長支援を行っています。 GMOイプシロンは、東証プライム上場のGMOペイメントゲートウェイの連結会社として、プライバシーマーク認証やPCI DSS、ISMS準拠のセキュリティ基準で安心してご利用いただける環境を提供しています。 (※3)トランザクション処理料とは、クレジットカードのオーソリゼーション(承認番号取得)や請求等でクレジットカード会社との通信ごとにかかる料金。 【サービスに関するお問い合わせ先】 GMOイプシロン株式会社 「fincode byGMO」サポートチーム お問い合わせフォーム:https://form.fincode.jp/contact   あわせて読みたいリリース情報 企業間決済プラットフォームの構築・提供に関する業務提携契約について~日本経済の持続的な成長への貢献~ 企業間決済プラットフォーム「M’sPayBridge」の取扱開始について

マーケティングチーム
企業間決済の利便性がさらに進化「M’s PayBridge」サービスレベルアップ~請求も支払いも、もっとスマートに。業務効率化と資金繰りをサポート~

fincode規約集改定のお知らせ(2025/9/24)

平素よりfincodeをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、以下の通り利用規約集の一部改定を行いますので、 お知らせいたします。 ■改定日 2025年9月24日(水) ■主な改定事項 ・fincode利用規約集 - 第11条、25条 EP提携事業者からの停止・解除要請に基づき、当社が停止・解除が行える旨を追記 - 第14条 情報開示の範囲に、PG連結子会社および持株法適用関連会社を追加 - 第49条 カード決済の上限金額を「1,000万円未満」から「1億円未満」に変更 - fincode 請求書カード払い(新設) - fincode ビジネスカード(新設) 本件に関する詳細は、改定後の利用規約集をご確認ください。 今後ともfincode byGMOをよろしくお願いいたします。

運営チーム
fincode規約集改定のお知らせ(2025/9/24)

AI時代に決済が変わる:fincode MCP対応の注目ポイント解説

AIエージェントと決済がつながる時代。 fincode byGMOが国内PSP初となる「MCP(Model Context Protocol)」に対応したことで、決済導入がどう変わるのか、重要なポイントに絞って整理しました。 前提:MCPとは MCPとは、AIエージェントと外部サービスを連携するためのプロトコルです。 従来、AIエージェントがfincodeを含む外部サービスと連携するには、それぞれ異なるAPI設計・レスポンス形式に合わせて実装する必要がありましたが、 MCP対応によりAIが共通のプロトコルを使って各サービスを扱えるようになり、実装の学習コスト・管理コスト・開発コストが大幅に圧縮されます。 MCPについてはこちらで詳しく解説していますのでぜひご覧ください。 https://blog.fincode.jp/product_blog/mcp/ fincode MCP対応の注目ポイント 1. 決済実装時の開発者支援 これまではfincodeのAPI仕様をAIに参照してもらうには、AIによる自然な学習を待つか、fincodeのドキュメントURLを明示的にクロールさせるなど、手間がかかるものでした。 MCPに対応したことで、AIがfincodeのドキュメントを参照し、仕様の案内とサンプルプログラムを高精度で生成するようになります。 2. 決済機能を呼び出せる 「金額は1,000円、リンクを作成してください。決済手段はクレジットカードとコンビニ決済を受け付けたいです。」という指示を自然言語でAIに投げるだけで、AIからMCPを通じてfincode内部APIが呼び出され、条件に合ったリンク付きURLが返ってきます。 fincodeのMCP対応は、これまで高度な専門知識が必要だった「決済」構築を、AI時代の自然なインターフェースで行えるようにする革新的なステップ。 決済業界だけでなく、広くAI×Fintechの新潮流を先導する動きです。 本文はこちら https://www.gmo-pg.com/blog/articles/article-0158/ fincode、国内PSP初対応のMCPサーバーをOSSとしてGitHubに公開 GMOインターネットグループで総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社と連結会社のGMOイプシロン株式会社は、2025年8月4日(月)、オンライン決済インフラ「fincode byGMO」のMCPサーバーをOSSとしてGitHubに公開しました。 AIエージェントが自律的に経済活動を担う「Agentic Commerce」時代の到来を見据え、世の中の開発者が「fincode byGMO」のMCPを自由に活用できる環境を整備します。これにより、AIエージェント同士が自律的に取引を行う、Agent to Agent(AtoA)取引の未来に向けた技術基盤の構築を後押しします。 プレスリリース全文はこちらをご覧ください。 https://blog.fincode.jp/product_blog/mcp_20250804/ fincodeとは fincodeはスピーディに導入できるオンライン決済サービスです。 シンプルで統一性のあるAPIと充実の開発支援コンテンツを提供し、エンジニアファーストな設計を追求しています。 fincodeが提供する決済画面のUIコンポーネント(JavaScript)をそのまま利用することで開発工数を削減し、簡単に決済を実装できます。 決済を通じてEC/SaaS/プラットフォーム、スタートアップからエンタープライズまで様々なビジネスの成長を支えます。 +FinTechによる新たな収益モデルの構築 fincodeのプラットフォーム機能を実装することで、決済金額に対する利用料が得られる新たな収益モデルの構築が可能です。 貴社のお客様(=テナント)へ提示する決済手数料に、「プラットフォーム利用料」を設定することで、差額が貴社の収益となります。 「貴社プロダクト + FinTech~新たな収益モデル構築のご提案~」資料ダウンロード > fincodeが選ばれる理由 エンジニアファーストの設計/洗練されたUX オープンでアクセスしやすいWEBドキュメント、REST APIと複数開発言語に対応したAPIリファレンス。 決済画面のUIも、Android/iOS対応のモバイルSDKにより、少ない開発工数で柔軟にカスタマイズ可能です。 見えない手数料、ゼロへ 初期費用・月額費用0円。 さらに、義務化されたEMV 3-Dセキュア認証についても追加費用0円で導入できます。 料金表に書かれていない見えない手数料はゼロ。カード決済は決済手数料のみでご利用いただけます。 国際標準を日本品質で fincodeは日本国内で生まれ、日本のビジネス環境に合わせて設計された決済サービスです。 海外発サービスでは難しい、日本ならではの細かな商習慣や感性まで理解して、日本の企業と共に成長していきます。 運営会社 会社名 GMOイプシロン株式会社(英文表記:GMO Epsilon, Inc.) 設立年月日 2002年9月26日 所在地 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 ヒューマックス渋谷ビル7F 資本金 1億5百万円 事業内容 オンライン販売の決済代行、代金回収代行及びそれらに付帯する業務 主要株主 GMOペイメントゲートウェイ株式会社 (東証プライム上場:3769) グループ会社 GMOインターネットグループ 東証プライム上場企業のGMOペイメントゲートウェイの連結会社として、プライバシーマーク認証やPCI DSS、ISMS準拠のセキュリティ基準で安心してご利用いただける環境を提供しています。   事業規模によって決済手数料のご提案が可能です。 見積依頼 > fincodeサービス概要の資料ダウンロードはこちらから 資料請求 >   あわせて読みたいおすすめの記事 国内PSP初、「fincode byGMO」がMCP対応、AI時代における最適な決済プラットフォームへ~AIエージェントを活用した、決済の組み込み・利用が可能に~ Agentic Commerce時代の到来を見据え、国内PSP初対応のMCPサーバーをOSSとしてGitHubに公開~「fincode byGMO」、AtoA取引に向けた技術基盤の構築を支援~ AI活用の“共通インターフェース”「MCP」とは?

マーケティングチーム
AI時代に決済が変わる:fincode MCP対応の注目ポイント解説

AI活用の“共通インターフェース”「MCP」とは?

ビジネスの現場を変える新しい標準技術 最近、AIをビジネスの現場で活用する動きが急速に広がっています。 ただ、「AIに最新の社内情報を渡したい」「複数の業務システムやクラウドサービスとAIを連携させたい」と考えたとき、多くの現場で「それぞれに連携開発が必要」「新しいツールを増やすたびに手間がかかる」といった悩みが生まれています。 こうした課題を一気に解決する新しい仕組みが"MCP(Model Context Protocol)"です。 MCPとは? MCPは一言でいうと、「AIと様々な社内外サービス・データベースをつなぐための共通アダプタ」のようなものです。 これまでAIが使える情報は限られていましたが、MCPを導入すれば、“USB-Cケーブル”のように一つの規格で、色々なサービスやデータとAIを簡単につなげることができます。 例えば、これまでなら「AIが受注データも在庫データも使えるようにしたい」となれば、それぞれ個別の連携開発が必要でした。 しかし、MCP対応の場合は「MCPという共通インターフェースを利用する」ことで、最小限の設定や開発で複数のシステムやデータソースとAIをつなげることができるのが大きな魅力です。 ビジネス現場での具体的なメリット MCPが導入されることで、ビジネス現場にはどんな変化があるのでしょうか。 例えば カスタマーサポートAIが、顧客の注文状況や最新の在庫データなど、社内のリアルタイムな情報に直接アクセスできるようになります。これにより、お客様への対応も格段にスピードアップし、満足度も向上します。 スケジュール調整や社内連絡もAIで自動化。GoogleカレンダーやTeams、Slackなど、複数のツールやサービスを一括してAIが操作できるので、手間やミスも大幅に減ります。 エンジニア向けAIアシスタントなら、GitHubの進捗状況を自動取得したり、社内ドキュメントを検索して最適なアドバイスを返すことも可能です。 なぜ今、MCPが注目されているのか これまでのAI連携は、どうしても「各サービスごとに個別対応」で、時間もコストもかかるものでした。 MCPはこうした連携作業を標準化・一本化することで、AI活用のスピードや柔軟性を一気に高めます。 また、「どのAI製品・サービスでもMCPに対応していれば接続できる」ため、特定のベンダーやシステムに縛られずに導入できるのも大きな魅力です。 加えて、AIが単なる「情報提供」だけでなく、"外部サービスでの実際のアクション(例:予約・メール送信・レポート作成など)"まで担えるようになることで、業務自動化や効率化がさらに加速します。 気をつけたいポイント 便利な一方で、セキュリティやガバナンス面は今まで以上に重要です。 「どのデータや機能をAIに開放するか」「誰がAIの操作を許可するか」といった社内ルールづくりが不可欠です。 また、MCP自体はまだ新しい技術なので、今後さらに対応サービスが増えていく段階です。 まとめ MCPは、AIをより現場で使いやすく、「現実の業務で“本当に役立つ”AI」に進化させるための共通基盤です。 現場担当者からIT部門、経営層まで幅広くメリットを感じやすい技術ですので、 「今後AIを本格導入したい」「AI×業務自動化で生産性を上げたい」と考えている方は、ぜひ注目してみてください。 fincode、国内PSP初対応のMCPサーバーをOSSとしてGitHubに公開 GMOインターネットグループで総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社と連結会社のGMOイプシロン株式会社は、2025年8月4日(月)、オンライン決済インフラ「fincode byGMO」のMCPサーバーをOSSとしてGitHubに公開しました。 AIエージェントが自律的に経済活動を担う「Agentic Commerce」時代の到来を見据え、世の中の開発者が「fincode byGMO」のMCPを自由に活用できる環境を整備します。これにより、AIエージェント同士が自律的に取引を行う、Agent to Agent(AtoA)取引の未来に向けた技術基盤の構築を後押しします。 プレスリリース全文はこちらをご覧ください。 https://blog.fincode.jp/product_blog/mcp_20250804/ fincodeとは fincodeはスピーディに導入できるオンライン決済サービスです。 シンプルで統一性のあるAPIと充実の開発支援コンテンツを提供し、エンジニアファーストな設計を追求しています。 fincodeが提供する決済画面のUIコンポーネント(JavaScript)をそのまま利用することで開発工数を削減し、簡単に決済を実装できます。 決済を通じてEC/SaaS/プラットフォーム、スタートアップからエンタープライズまで様々なビジネスの成長を支えます。 +FinTechによる新たな収益モデルの構築 fincodeのプラットフォーム機能を実装することで、決済金額に対する利用料が得られる新たな収益モデルの構築が可能です。 貴社のお客様(=テナント)へ提示する決済手数料に、「プラットフォーム利用料」を設定することで、差額が貴社の収益となります。 「貴社プロダクト + FinTech~新たな収益モデル構築のご提案~」資料ダウンロード > fincodeが選ばれる理由 エンジニアファーストの設計/洗練されたUX オープンでアクセスしやすいWEBドキュメント、REST APIと複数開発言語に対応したAPIリファレンス。 決済画面のUIも、Android/iOS対応のモバイルSDKにより、少ない開発工数で柔軟にカスタマイズ可能です。 見えない手数料、ゼロへ 初期費用・月額費用0円。 さらに、義務化されたEMV 3-Dセキュア認証についても追加費用0円で導入できます。 料金表に書かれていない見えない手数料はゼロ。カード決済は決済手数料のみでご利用いただけます。 国際標準を日本品質で fincodeは日本国内で生まれ、日本のビジネス環境に合わせて設計された決済サービスです。 海外発サービスでは難しい、日本ならではの細かな商習慣や感性まで理解して、日本の企業と共に成長していきます。 運営会社 会社名 GMOイプシロン株式会社(英文表記:GMO Epsilon, Inc.) 設立年月日 2002年9月26日 所在地 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 ヒューマックス渋谷ビル7F 資本金 1億5百万円 事業内容 オンライン販売の決済代行、代金回収代行及びそれらに付帯する業務 主要株主 GMOペイメントゲートウェイ株式会社 (東証プライム上場:3769) グループ会社 GMOインターネットグループ 東証プライム上場企業のGMOペイメントゲートウェイの連結会社として、プライバシーマーク認証やPCI DSS、ISMS準拠のセキュリティ基準で安心してご利用いただける環境を提供しています。   事業規模によって決済手数料のご提案が可能です。 見積依頼 > fincodeサービス概要の資料ダウンロードはこちらから 資料請求 >   あわせて読みたいおすすめの記事 国内PSP初、「fincode byGMO」がMCP対応、AI時代における最適な決済プラットフォームへ~AIエージェントを活用した、決済の組み込み・利用が可能に~ Agentic Commerce時代の到来を見据え、国内PSP初対応のMCPサーバーをOSSとしてGitHubに公開~「fincode byGMO」、AtoA取引に向けた技術基盤の構築を支援~ AI時代に決済が変わる:fincode MCP対応の注目ポイント解説

マーケティングチーム
AI活用の“共通インターフェース”「MCP」とは?

fincode規約改定のお知らせ

平素よりfincodeをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、利用規約の一部を改定いたしますので、お知らせいたします。 ■改定日 2025年8月15日(金) ■主な改定事項 第27条第8項をはじめとする、存続条項に関する修正 本件に関する詳細は、改定後の利用規約をご確認ください。 今後ともfincode byGMOをよろしくお願いいたします。    

運営チーム
fincode規約改定のお知らせ

Agentic Commerce時代の到来を見据え、国内PSP初対応のMCPサーバーをOSSとしてGitHubに公開~「fincode byGMO」、AtoA取引に向けた技術基盤の構築を支援~

2025年8月4日 GMOインターネットグループで総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社(東証プライム市場:証券コード 3769、代表取締役社長:相浦 一成 以下、GMO-PG)と連結会社のGMOイプシロン株式会社(代表取締役社長:村上 知行 以下、GMO-EP)は、2025年8月4日(月)、オンライン決済インフラ「fincode(フィンコード) byGMO」のMCP(Model Context Protocol)(※1)サーバーをOSS(※2)としてGitHubに公開しました。 AIエージェントが自律的に経済活動を担う「Agentic Commerce(※3)」時代の到来を見据え、世の中の開発者が「fincode byGMO」のMCPを自由に活用できる環境を整備します。これにより、AIエージェント同士が自律的に取引を行う、Agent to Agent(AtoA)取引の未来に向けた技術基盤の構築を後押しします。 (※1)AIエージェントが外部サービスの仕様を理解し、適切なリクエストを生成・実行するための共通規格。 (※2)Open Source Softwareの略。ソースコードが無償で公開され、誰でも利用・改変・再配布が可能なソフトウェア。 (※3)AIエージェントがユーザーの指示に基づき、商品・サービスの検索・比較・購入・決済といった経済活動を自律的に行うこと。 背景と概要 生成AIの進展により、生活領域から業務領域に至るまで、AIを活用した自然言語による支援ツールの導入が進み、個人および企業の意思決定プロセスは変化しつつあります。こうした流れを背景に、海外では、AIエージェントが商品・サービスの検索から比較・購入、さらには決済までを自律的に行う「Agentic Commerce」の試みが広がり、これを支える決済インフラの整備も進みつつあります。しかし、日本国内の決済サービスプロバイダー(PSP)において、こうしたAIエージェントとの直接接続を前提とした対応はこれまで進んでいませんでした。 そのような状況を受けて、GMO-PGは、AIエージェント経由で決済機能を活用できる仕組みの開発に先駆的に取り組み、国内PSPで初めて「fincode byGMO」のMCP対応を実現しました(※4)。AI開発に先進的に取り組む企業に評価版を提供し、フィードバックをもとにプロダクトの改良を進め、このたびOSSとしてGitHubに公開しました。利用企業からは、「決済手段に依存せず一貫したフローでリンクを発行でき、直感的なUI/UXが運用負荷の軽減に寄与した」といった声や、「APIドキュメントが整理されており、追加の確認なく実装を進められたことで、開発工数を抑えられた」との評価が寄せられています。 本公開により開発者は、Claude for Desktop(※5)やVSCode(※6)などのMCPホストを用いて、「fincode byGMO」の導入検討やアプリケーションへの統合を迅速に進めることが可能になります。さらに、AIエージェント上で複数のツールと連携できるため、幅広い開発環境・用途に応じて柔軟に対応できます。 今後もGMO-PGは、AIネイティブ時代のナンバーワンPSPとして、AI技術と決済インフラの融合を通じて、先進的な価値を社会に提供してまいります。 (※4)2025年6月19日発表「国内PSP 初、「fincode byGMO」がMCP 対応、AI 時代における最適な決済プラットフォームへ」 (※5)米国Anthropicが開発した生成AIモデル。 (※6) Visual Studio Codeの略。米国Microsoft Corporationが開発・提供するソースコードエディタ。 「fincode byGMO」のMCPサーバーは、下記のページからダウンロードして利用することが可能です。(※7) https://github.com/fincode-byGMO (※7)「fincode byGMO」のMCPサーバーは、今後予告なく仕様変更または提供終了となる場合があります。あらかじめご了承ください。 株式会社JDSC Technical Co-Founder 橋本 圭輔さま コメント 今回、AIスタートアップ企業の観点から、AIサービスの活用検討、技術検証をご一緒させていただきました。Claude for DesktopからMCPを介して「fincode byGMO」のAPIを利用できるため、従来では、パラメータや仕様の理解、プログラミングスキルが必要だった決済用ページが、AIツールとの対話だけで作成できます。AIの活用によって、決済用2次元コードを生成するといったこともできるので、さまざまな可能性を感じますし、決済機能を気軽に実装できることは、キャッシュレス時代にビジネスを始めたいすべての方にとって、力強い支援になると考えられます。生成AIの活用による決済ページの作成、「fincode byGMO」の使い勝手の良い決済機能、見通しの良いダッシュボードやUI/UXとの組み合わせは、昨今、注目されているAgentic AI×Fintechの好例かと存じます。 現段階では、ドキュメント検索などにチューニングの余地がありますが、今後機能強化も進むでしょうし、OSSとして公開されることから今後のMCP実装の参考例としての価値も高いと思います。 何より、AIネイティブな決済サービスのあり方として、今後の発展に大いに期待しています。 MCP対応について MCPとは、AIエージェントが外部サービスの仕様を理解し、適切なリクエストを生成・実行するための共通規格です。「fincode byGMO」では、MCP対応により、AIとの対話を通じて以下の機能が利用可能となっています。 1.開発ドキュメント検索 例えばAIに「決済システムに定期課金を実装したい」と入力すると、MCPサーバーが仕様書やAPIリファレンスを含む「fincode byGMO」の開発ドキュメントを高速検索し、JSON形式でツール定義をAIエージェントに返却します。これにより開発者は、利用する対話型AIエージェントのチャット画面から技術情報を得て、そのまま開発に着手できます。開発者の開発負荷を最小化するとともに、様々な機能を持つ「fincode byGMO」の、最適かつ安全な組み込みの実現につながります。 2.リダイレクト型決済URL作成 「1,000円の決済URLを作って」と入力すると、AIエージェントが「fincode byGMO」のAPIを実行しリダイレクト型決済URLを即座に発行します。企業の営業担当や個人事業主といったノンエンジニアの方でも、日頃利用するAIとの対話の中で、直感的に決済機能を構築できます。 「fincode byGMO」について 「fincode byGMO」は、スタートアップの成長に寄り添うオンライン決済インフラです。新サービスのローンチ前後に生じる決済領域の課題を解決するだけでなく、事業フェーズの進展に伴い求められる拡張的な価値をシームレスに提供します。 「テスト環境の即時提供」「迅速なWeb審査」「開発工数を削減するSDK(※8)・UIコンポーネント(※9)」などにより、短いリードタイムで決済システムの実装を可能としています。また、REST API(※10)やその他の拡張的な機能を通じて、「独自決済フローへの対応」「ユーザー拡大のための決済手段追加」「サブスクリプションプランの追加」「プラットフォーム型ビジネスモデルへの拡大」といった導入事業者の「次の一手」を支援します。 これらの機能を初期費用・月額費用無料、かつアカウント維持費用や振込手数料などの「見えづらいコスト」を最大限省いた料金体系で提供することで、導入事業者のコスト管理の負担を軽減し、自社サービスの成長に集中できる環境を提供します。 そして、拡張性に配慮した設計思想をベースに、AI時代のUX進化に合わせ「MCP(Model Context Protocol)」に対応し、AIエージェントと決済の融合による新たなユーザー体験を牽引しています。 (※8)Software Development Kitの略。「fincode byGMO」ではAPI組み込みを容易にするライブラリを提供しています。 (※9)クレジットカード情報の入力フォームを生成、提供する機能。 (※10)Representational State Transfer APIの略。「fincode byGMO」ではリソース指向で理解が容易なREST APIを通じて決済やサブスクリプションなどのデータを操作できます。 GMOペイメントゲートウェイ株式会社について オンライン化・キャッシュレス化・DXなどを支援する決済を起点としたサービスを提供しています。年間決済処理金額は20兆円を超えており、オンライン総合決済サービスはEC事業者やNHK・国税庁等の公的機関など15万店舗以上の加盟店に導入されています。 決済業界のリーディングカンパニーとして、オンライン総合決済サービス、対面領域での決済サービス、後払い・BNPL(Buy Now Pay Later)、金融機関・事業会社へのBaaS支援、海外の先端FinTech企業への戦略的投融資など、決済・金融技術で社会イノベーションを牽引し、持続可能な社会の実現と社会の進歩発展に貢献してまいります。(2025年3月末時点、連結数値) GMOイプシロン株式会社について GMO-EPは、「Epsilon byGMO」と「fincode byGMO」の2つの決済代行サービスを提供しています。「Epsilon byGMO」は2025年3月末時点で4万社以上のEC事業者に利用されており、初期費用・トランザクション処理料(※11)無料で利用できます。「fincode byGMO」は、スタートアップ企業を対象としたオンライン決済サービスで、さまざまなビジネスニーズに対応するように設計されています。迅速な決済システムの導入を可能にし、Eコマースはもちろん、プラットフォーム型やサブスクリプション型のビジネスモデルにも最適です。 また、EC事業者の円滑なキャッシュフローをサポートするべく、売上連動型ビジネスカード「Cycle byGMO」、レンディングや送金サービス等の金融関連サービスも提供しています。 東証プライム上場企業のGMOペイメントゲートウェイの連結会社として、プライバシーマーク認証やPCI DSS、ISMS準拠のセキュリティ基準で安心してご利用いただける環境を提供しています。 (※11)トランザクション処理料とは、クレジットカードのオーソリゼーション(承認番号取得)や請求等でクレジットカード会社との通信ごとにかかる料金。 報道関係お問い合わせ先 GMOペイメントゲートウェイ株式会社 企業価値創造戦略統括本部 広報部 TEL: 03-3464-0182 お問い合わせフォーム https://contact.gmo-pg.com/m?f=767   GMOインターネットグループ株式会社 グループ広報部PRチーム 新野 TEL: 03-5456-2695 お問い合わせ https://www.group.gmo/contact/press-inquiries/   事業連携に関するお問い合わせ先 GMOペイメントゲートウェイ株式会社 企業価値創造戦略統括本部 経営企画統括部 E-mail: nbc@gmo-pg.com サービスに関するお問い合わせ先 GMOイプシロン株式会社 「fincode byGMO」サポートチーム お問い合わせ https://form.fincode.jp/contact

マーケティングチーム
Agentic Commerce時代の到来を見据え、国内PSP初対応のMCPサーバーをOSSとしてGitHubに公開~「fincode byGMO」、AtoA取引に向けた技術基盤の構築を支援~

オンライン決済インフラ「fincode byGMO」が、AllganizeのAIエージェント作成ツールと連携 ~MCPを介して、自社AIエージェントを通じた決済関連業務の自動化・高度化を実現~

2025年6月25日 GMOインターネットグループで総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社(東証プライム市場:証券コード 3769、代表取締役社長:相浦 一成 以下、GMO-PG)と連結会社のGMOイプシロン株式会社(代表取締役社長:村上 知行 以下、GMO-EP)は、2025年6月25日(水)より、スタートアップが成功するためのオンライン決済インフラ「fincode(フィンコード) byGMO」と、Allganize Japan株式会社(代表取締役CEO:佐藤 康雄 以下、Allganize)が提供する生成AI・LLMアプリプラットフォーム「Alli LLM App Market」の自社専用のAIエージェントをノーコードで作成できるツール「Agent Builder」との連携を開始しました。本連携により「Alli LLM App Market」のユーザー企業は、自社で構築したAIエージェント上で、MCP(Model Context Protocol)(※1)を介して、決済機能の直接操作やデータ連携が可能となり、決済関連業務の自動化・高度化が実現します。 (※1)AIエージェントが外部サービスの仕様を理解し、適切なリクエストを生成・実行するための共通規格のこと   背景と目的 多くの企業では部門・事業ごとに異なるSaaS型サービスや専用ツールを導入しており、業務システムの利用環境は複雑かつ多様になっています。そうした中、自然言語で対話しながら情報を取得し、処理を実行できるAIエージェントの活用が進んでいます。AIエージェントを業務の中核に据え、SaaSや基幹システムと連携しながら、社内外のツールを横断的につなぐオーケストレーションの構築が広がっています。 こうした動きに対応し、GMO-PGは、AI時代に最適な決済プラットフォームの実現に向け、国内の決済サービスプロバイダ(PSP)として初めて、GMO-EPが提供する「fincode byGMO」の「MCP」対応を行う(※2)など、決済サービスとAIエージェントの融合を進めています。 このたび、「fincode byGMO」は、Allganizeが提供する「Alli LLM App Market」の自律型AIエージェントをノーコードで作成できるツール「Agent Builder」と連携し、「Agent Builder」を活用して構築されたAIエージェントを通じて決済や請求、データ処理といった業務の自動化・高度化を実現します。 今後もGMO-PGは、信頼性と技術力を備えた国内外のパートナーと連携し、多様なAIエージェントとの接続を進めていきます。AIネイティブ時代のナンバーワンPSPとして、たえず進化を重ねながら、先進的な価値を社会に提供してまいります。 (※2)2025年6月19日発表「国内PSP 初、「fincode byGMO」がMCP 対応、AI 時代における最適な決済プラットフォームへ」   「fincode byGMO」と「Agent Builder」の連携概要と活用例 Allganizeが提供する生成AI・LLMプラットフォーム「Alli LLM App Market」内の「Agent Builder」にて、「fincode byGMO」との連携を指定できます。MCPを介して「fincode byGMO」の環境と接続することで、「Alli LLM App Market」のユーザー企業は、自社のAIエージェントを通じて決済用リンクの発行や請求書の発行をはじめとする決済関連の操作や、「fincode byGMO」へのデータ登録・出力などが可能となり、決済関連業務の自動化・高度化が実現します。 <「Agent Builder」上での連携操作イメージ> <「Agent Builder」連携ツール一覧> <「fincode byGMO」と連携したAIエージェントのイメージ①(状況に応じた決済URLの発行)> <「fincode byGMO」と連携したAIエージェントのイメージ②(請求書の発行)> ■連携活用例 未回収債権業務の自動化 未入金案件のリストアップ、該当する取引先の確認、請求書の再発行、メールによる支払い依頼、入金状況報告など、一連の業務をAIエージェントがシームレスに対応。バックオフィスの業務負荷を大幅に軽減します。 パーソナライズされた顧客体験(サブスクリプションなど) AIエージェントが属性や嗜好を分析し、最適なプランを提案。プランに応じたオンライン決済リンクを自動で発行し、新規契約から顧客登録まで一気通貫で対応します。 データドリブンなマーケティング戦略立案 顧客管理システムや販売管理システムなどから顧客データをAIエージェントが収集し、「fincode byGMO」のデータと合わせて分析。より精度の高いマーケティング戦略の立案に貢献します。 「Alli LLM App Market」のAIエージェント機能詳細については、以下URLを参照ください。 URL: https://www.allganize.ai/ja/agent   「fincode byGMO」について 「fincode byGMO」は、スタートアップの成長に寄り添うオンライン決済インフラです。新サービスのローンチ前後に生じる決済領域の課題を解決するだけでなく、事業フェーズの進展に伴い求められる拡張的な価値をシームレスに提供します。 「テスト環境の即時提供」「迅速なWeb審査」「開発工数を削減するSDK(※3)・UIコンポーネント(※4)」などにより、短いリードタイムで決済システムの実装を可能としています。また、REST API(※5)やその他の拡張的な機能を通じて、「独自決済フローへの対応」「ユーザー拡大のための決済手段追加」「サブスクリプションプランの追加」「プラットフォーム型ビジネスモデルへの拡大」といった導入事業者の「次の一手」を支援します。 これらの機能を初期費用・月額費用無料、かつアカウント維持費用や振込手数料などの「見えづらいコスト」を最大限省いた料金体系で提供することで、導入事業者のコスト管理の負担を軽減し、自社サービスの成長に集中できる環境を提供します。 そして、拡張性に配慮した設計思想をベースに、AI時代のUX進化に合わせ「MCP(Model Context Protocol)」に対応し、AIエージェントと決済の融合による新たなユーザー体験を牽引しています。 (※3)Software Development Kitの略。「fincode byGMO」ではAPI組み込みを容易にするライブラリを提供しています。 (※4)クレジットカード情報の入力フォームを生成、提供する機能。 (※5)Representational State Transfer APIの略。「fincode byGMO」ではリソース指向で理解が容易なREST APIを通じて決済やサブスクリプションなどのデータを操作できます。   GMOペイメントゲートウェイ株式会社について オンライン化・キャッシュレス化・DXなどを支援する決済を起点としたサービスを提供しています。年間決済処理金額は20兆円を超えており、オンライン総合決済サービスはEC事業者やNHK・国税庁等の公的機関など15万店舗以上の加盟店に導入されています。 決済業界のリーディングカンパニーとして、オンライン総合決済サービス、対面領域での決済サービス、後払い・BNPL(Buy Now Pay Later)、金融機関・事業会社へのBaaS支援、海外の先端FinTech企業への戦略的投融資など、決済・金融技術で社会イノベーションを牽引し、持続可能な社会の実現と社会の進歩発展に貢献してまいります。(2025年3月末時点、連結数値)   GMOイプシロン株式会社について GMO-EPは、「Epsilon byGMO」と「fincode byGMO」の2つの決済代行サービスを提供しています。「Epsilon byGMO」は2025年3月末時点で4万社以上のEC事業者に利用されており、初期費用・トランザクション処理料(※6)無料で利用できます。「fincode byGMO」は、スタートアップ企業を対象としたオンライン決済サービスで、さまざまなビジネスニーズに対応するように設計されています。迅速な決済システムの導入を可能にし、Eコマースはもちろん、プラットフォーム型やサブスクリプション型のビジネスモデルにも最適です。 また、EC事業者の円滑なキャッシュフローをサポートするべく、売上連動型ビジネスカード「Cycle byGMO」、レンディングや送金サービス等の金融関連サービスも提供しています。 東証プライム上場企業のGMOペイメントゲートウェイの連結会社として、プライバシーマーク認証やPCI DSS、ISMS準拠のセキュリティ基準で安心してご利用いただける環境を提供しています。 (※6)トランザクション処理料とは、クレジットカードのオーソリゼーション(承認番号取得)や請求等でクレジットカード会社との通信ごとにかかる料金。   以上   報道関係お問い合わせ先 GMOペイメントゲートウェイ株式会社 企業価値創造戦略統括本部 広報部 TEL:03-3464-0182 お問い合わせ: https://contact.gmo-pg.com/m?f=767   GMOインターネットグループ株式会社 グループ広報部PRチーム  新野 TEL:03-5456-2695 お問い合わせ: https://www.group.gmo/contact/press-inquiries/   AIエージェントとの連携に関するお問い合わせ先 GMOペイメントゲートウェイ株式会社 企業価値創造戦略統括本部 経営企画統括部 E-mail:nbc@gmo-pg.com   サービスに関するお問い合わせ先 GMOイプシロン株式会社 「fincode byGMO」サポートチーム お問い合わせフォーム: https://form.fincode.jp/contact

マーケティングチーム
オンライン決済インフラ「fincode byGMO」が、AllganizeのAIエージェント作成ツールと連携 ~MCPを介して、自社AIエージェントを通じた決済関連業務の自動化・高度化を実現~